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リンパ浮腫とは

長期間、皮下に余分な組織液が貯留すると、その部分がまわりの皮膚よりも厚くなってきます。これを放置しておくとどんどん硬くなっていってしまいます。こうした症状をリンパ浮腫といいます。

リンパ浮腫は、初期の段階で適切なケアをすれば悪化することはありません。しかし、初期の段階でケアを怠ると炎症を何度も繰り返すことで症状を悪化させてしまう可能性が高くなります。皮膚自体に目立った症状はないけれどどことなくむくみがある、触ってみると少し皮膚に違和感がある程度の軽い段階で、治療を開始し、リンパ液をためないようケアしていくことが大切です。

皮膚を軽く指で押さえると圧痕が残るようであれば、余分な組織液が皮下に貯留されているサインです。そのまま放置しておくと皮膚の繊維化が目立つようになります。細胞のすきまにリンパ液が溜まり、皮膚の厚みがまして行きます。指の腹で皮膚をおすと弾力性のあるスポンジを押すような感覚があります。そして、さらに悪化すると皮膚はどんどん硬くなり象の皮膚のようになってしまいます。

この段階までくると硬くなった皮膚の結合組織に囲まれてリンパ管が拡張してしまっているため皮膚が損傷を受けるとリンパ液がしみだしてきてしまいます。ここまで症状が進んでしまうとセルフケアのみでは改善は難しくなってしまいます。セラピストや医師の治療が必要になる前に自分で触診をするなどして悪化しないように注意しましょう。皮膚の状態は時間の経過とともに様々に変化します。

リンパ浮腫かもしれないと思われる方は、日々マッサージをするときに自分の皮膚の変化をよく観察してみてください。皮膚が厚くなり、皮膚表面の角質の割合が増えていないか。皮膚のひだの深さはどうか。いぼ状の皮膚になっていないか。指の間の皮膚を指でつまめるか。皮膚が硬くなっていないか。こうした症状があれば確実にリンパ浮腫といえます。

リンパ浮腫は最終段階までくると急性炎症変化が再発してしまう特徴があり、治療が困難になります。初期段階でのリンパ浮腫はマッサージなどのセルフケアで症状は改善されていきますので日常的にマッサージを行うように心がけることが大切です。

リンパ浮腫の初期に症状がでやすい部位としては、足や腕の付け根のリンパ節です。四肢の付け根のリンパ節は足と胴体両方のリンパ液が流れているので、リンパ節が機能低下していたり、手術や放射線治療などにより障害を受けている場合には、むくみがでやすくなるのです。まずはここをきちんとチェックすることが大切です。