リンパ浮腫の合併症
体内を流れるリンパは、体に侵入してきたウィルスや細菌を殺し感染症を防ぐ役目を果たします。リンパ管が弱っていたり、リンパの流れが悪くなっていたりすると、ウィルスや細菌を殺すことができなくなり、皮膚炎などの感染症にかかりやすくなります。こうした合併症は、いつ発症してもおかしくありません。合併症について、あらかじめ知識を持っておくことで万が一発症してしまった場合でも落ち着いて対処することができます。
リンパ浮腫の合併症には、リンパ小疱やリンパ漏、真菌症などの皮膚感染症、下腿潰瘍などがあります。以下、リンパ浮腫の主な合併症について簡単に紹介します。
(1)リンパ小疱・リンパ漏
リンパ小疱ができるとついつぶしたくなってしまいますが、これを潰すと皮膚が開口して、リンパ漏につながるおそれがあるので、つぶさないようにすることが大切です。リンパ小疱ができてしまったら、やわらかく清潔なガーゼなどをあてたうえで軽く圧迫するとよいでしょう。
(2)真菌感染
真菌症とは水虫のことをいいます。水虫ができてしまったら、その部分にやわらかいガーゼを当てて通気をよくしておきましょう。この真菌症を放置しておくと蜂高禄の再発を招いてしまいます。また、水虫は薬で完治しますので、感染部位を広げないためにも早めに医師の診察を受けることが賢明です。
(3)角化症
角化症は、比較的重いリンパ浮腫の症状のひとつで、皮膚が線維化した状態になるものです。角化症を改善するには、毎日2回潤いを与える必要があります。皮膚科などで専用の難航を処方してもらいきちんと塗りましょう。数日そのままにしておくと、角化した皮膚が柔らかくなり、皮膚にダメージを与えることなく鱗屑を取り除くことができます。皮膚の潤いが戻ったら、マッサージをすることで角化症は改善することができます。
(4)接触性皮膚炎
接触性皮膚炎とは、湿疹のことです。湿疹は、皮膚への刺激またはアレルギー反応が原因でおこります。湿疹をはじめとする皮膚炎は、炎症している部位をひっかくことで、皮膚組織を壊し、二次感染を引き起こします。皮膚炎になったら、掻いたりせず薬をきちんと塗って治癒につとめることが大切です。このとき、塗る軟膏にも注意が必要です。皮膚炎の治療にはコルチコステロイドを塗るのが一般的ですが、アレルギー反応がでないか塗る前にパッチテストをすることを忘れないようにしましょう。軟膏を塗って皮膚炎がひどくなると、慢性皮膚炎になる可能性もあるので要注意です。